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デッサンについて

 

 大きな画面に鉛筆や木炭で描くデッサンに是非挑戦してみてください。線で構築し、明暗の色により立体を浮かび上がらせましょう。大判の用紙に長時間かけてデッサンすると、観察する力が身に付きます。デッサンと彫刻は切ることのできない関係にあります。

モデリングのためのデッサン

 なぜデッサンが必要か、まずひとついえるのは、彫刻には計画性が必要であるためです。立体は形を変えるのに力が必要な物理的な存在、これを構築させるには建築を計画するように、柱をどう通すか、どこに重心を据え、安全に成立させるか計画する必要があります。構造を成立させるための計画と、美的な要素を抽出するための構想はデッサンを通して行われます。卓上サイズの彫刻ではあまり実感できないのが残念ですが、本来、粘土の塊ような物理的なものを初めから手にして、作りながら計画することはあまりにも骨の折れることなのです。デッサンは物質を扱う前に、紙と線という簡易で直感的な手法によって、完成の姿をシュミレーションし、あらかじめ要点を捉えることによって、スムーズに制作工程を進めることに役立ちます。

眼を鍛えるためのデッサン

 もうひとつは、観察力の訓練のためといえます。デッサンは計画・構想する、という元々の意味を持っています。その通り、自分の身体感覚と共に大きな線を引いて傾きを確認したり、線を使って形を読み取ったりします。そして時間をかけて、形や陰影を観察します。デッサンを通して線や傾きへの鋭敏な感覚、形と光が織りなす陰影の仕組みのへの深い理解を得ることが可能です。これらデッサンで培う感覚は、観察力の底力となって、モデリングに如実に反映されます。

 モデリングにも当然いえることですが、デッサンをする際は出来るだけ大きな画面描いてみることをお勧めします。なぜかというと大きな画面では腕全体の運動を伴うため、身体の感覚と共にしっかりと水平、垂直、傾きなどを体感するのに役立ちます、加えて、大きなものほど全体のバランスをとることが難しいため、大きな画面で全体を捉える訓練によって全体を客観的に捉えることに慣れることができます。

 デッサン道具で一般的なものに木炭と鉛筆が挙げられます。木炭は大きな面に色を直感的に描いたりするのに適しています。鉛筆はハッチング等を駆使して細密な描写を突き詰められます。様々に試してみて自分に適した画材を揃えてみてください。

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鉛筆は5B6B程度の濃いめのものから​2H程度硬めのものまで、まずは数種類集めて試してみてください。

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​デッサンの準備をもってモデリング会にお越しください。
​特にデッサン企画の日は、道具は是非とも揃えてお越しください